ついこの間まで20度を超える温かさで、今年は「秋」が来ないのでは?と心配していましたが、最近ようやく秋らしくなってきました。
やはり春夏秋冬は大事だと実感しているフルフィルメント部門の吉田です。
先週の木曜日から、主人と二人で中尊寺や松島、仙台をめぐる東北旅行に行ってきました。
旅行を決めたころ(7月下旬ごろ)には、11月中旬は、秋も深まり、紅葉も見ごろで、そして寒いんだろうな…と思っていましたが、天気予報を見ても、17,8度が続くようで、寒いのか暖かいのかわからず、荷物づくりに困りました。
(最近はスーツケースは宅急便で送るため、数日前には発送するので、本当に悩みます)
伊丹空港から仙台に飛び、東北新幹線で一路一関へ。
仙台空港に着いたときはさすがにひんやりして「寒い!」と感じましたが、動き始めると、それほど寒さは感じず、大阪と変わらないようでした。
一関からバスでまずは世界文化遺産の「毛越寺(もうつうじ)」へ。
建物はあまり現存していないのですが、お庭が広く紅葉も始まっていました。
毛越寺から歩いて「中尊寺」へ。
中学校の教科書に載っていて、いつか本物を見たいとずっと思っていた国宝「金色堂」を見ることができました。
ずっと上り道が続きなかなか大変な道のりでした。
本堂のあたりはそれほどではなかったのですが、少し奥まったところにある金色堂のあたりは紅葉が進んでいてとても綺麗でした。
金色堂は覆堂と言われる建物の中にすっぽり覆われていて、さらにはガラス張りで、大切に保存されているのだなと感じました。
もちろん写真禁止区域です。
金箔で飾った堂内は、螺鈿の装飾や金や銀の蒔絵に覆われ、とても美しかったです。
2日めは日本三景の一つ松島を観光しました。
まずは「福浦橋(出会い橋)」、「五大堂(縁結び橋)」、「渡月橋(悪縁を断つ縁切り橋)」の3つの橋を渡りに行きました。
縁結びコースらしいので、私たちより我が家の子ども達にぜひ来てほしいです。
松島島巡り観光船にも乗り、数々の島を見てきました。
ホテルの人の話では、震災の時の津波は2メートルくらいだったらしいのですが、松島の島々が自然の防波堤になってくれたからこの高さで済んだとのことでした。
外国人だけでなく日本人の観光客もとても多くて、何となくホッとしました。
お昼からは伊達政宗公の菩提寺の「瑞巌寺」へ。
本堂の中には部屋があり、それぞれ使用目的にふさわしい絵画や彫刻が施されていました。
その隣の「円通院(伊達政宗の嫡孫の霊廟所)」では、偶然、ガイドの方が案内をしてくれる時間にあたって、入り口から出口まで楽しく、また流暢な解説と撮影スポットでは写真も撮ってくれて、とても有意義な時間を過ごせました。
パンフレットやただ見ただけではわからないことを、とてもわかりやすい言葉で、時々参拝者をいじりながら説明してくれました。
紅葉もとても綺麗で楽しいひと時でした。
合間にはお土産を見たり、名物笹かまの手焼き体験をしたり、観光地を楽しみました。
3日めは仙台の市内観光をしました。
「るーぷる仙台」という仙台の主な観光地を循環しているバスの1日乗車券を購入し、名所巡りへ。
仙台駅前が始発ですが、出発時にはすでに乗れなかった人が30人ほどいて、臨時バスが出たようです。
観光案内所で前もって聞いていたお薦めの場所、4箇所を回ってきました。
まずは政宗公が眠る霊屋(墓所)の「瑞鳳殿」へ。
こちらも結構な坂道の杉木立の参道を進むと、豪華な飾り彫刻が施された「涅槃門」が現れ、ここを通り抜けると「瑞鳳殿」です。
元々は国宝だったそうなのですが、1945年の戦災で消失し、今は再建、改修が行われ、創建当時の姿になったそうで、極彩色も鮮やかで圧倒されました。
次の場所は仙台城跡でしたが、令和4年の地震で、城跡周辺が一部通行止めとなっているらしく、とても遠回りの山道でした。
それでも、仙台と言えばここ!というくらい有名な騎馬像とともに仙台市内を一望できました。
また「宮城縣護国神社」にもお参りしました。
「金鵄像」は元は後ろの台の上に建立されていたそうなのですが、震災で落ちてしまって今は修復されこの位置になったそうです。
次の場所は国宝「大崎八幡宮」。
バスがすぐ前に停まってくれるのでとても便利です。
ちょうど七五三の時期なので、和服姿の男の子や女の子の家族がお参りされてました。
私はお参りしたお寺や神社で御朱印をいただいているのですが、ここは書き置き5枚セットで、「初穂料はお気持ちで」とのことで、困りました。
その時、ちょうど前に人がいて、支払われていた金額と同額を納めてきました。一人目でなくて良かった…
最後は定禅寺通りで降りて、けやき並木の遊歩道を歩き、少しそれて、「ボケ蓋」も探しに行きました。
あっという間の2泊3日でしたが、名物のずんだ餅や、牛タン、かきやホヤなど、海鮮もしっかり食べて、秋を満喫した旅行となりました。
次は東北三大祭りの時に「七夕まつり」も見に訪れたいと思っています。