紅葉が色づく季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
フルフィルメント部門の吉田です。
2022年から始めた「名城100選 お城巡りの旅」に10月下旬に主人と2人で行ってきました。

四国には多くのお城が築かれましたが、「名城100選」に掲載されているお城は、9城。
「現存12天守」(江戸時代以前に建てられ、現在まで残っている日本国内の12の城の天守)の内、4つの天守が四国に残っています。
四国に現存天守が多いのは、瀬戸内海に面しているため物流管理の必要から多くの城が築かれ、太平洋戦争の空襲被害が少なかったことが主な理由だということです。
さすがに四国の9城を1回の旅行で行くのは難しく感じたので、今回は、西側の、愛媛県、高知県のお城(6城)をめぐることにしました。
福山駅まで新幹線で行き、福山でレンタカーを借り、しまなみ海道を走り、まずは、愛媛県の「湯築城跡」を訪ねました。
こちらは天守などはもう残っておらず、跡になりますが、資料館では、ボランティアの方が、いろいろお話ししてくださいました。
公園内をぐるっと歩いて見て回った後、すぐ近くの松山城へ。
「松山城」は、現存12天守の1つです。
松山城には、ロープウェイか、併設されているリフトで登るのですが、行った日はお天気が悪く、リフトは動いていませんでした。
山の上のため、天守閣からの見晴らしは良く、快晴でないのが残念でした。
道後温泉に近いこともあり、観光客もいらっしゃいましたが、人が多いというほどではなかったです。
さすが愛媛、蛇口から「ポンジュース」が出る自動販売機(?)もしっかり見てきました。
松山城の後は、「大洲城」へ。
大洲城は、この日はあまり訪れる方もなく、ゆっくりと見ることができました。
大洲城の天守は現存する四国の木造天守の中でも1番の高さとのことでした。

大洲城
1日目の宿は、佐田岬にある四国最西端の民宿でしたが、行くまでがちょっとしたホラーでした。
夕焼けが美しいというので、その時間に走ったのですが、曇天でしたので、夕焼けはほとんど見れず、すぐに暗くなり、しかも道路も細い山道です。
ナビが途中から海の上を走り続け、何度も何度も同じメッセージを言い続けます。
これはまずいと、私の携帯のナビを確認しても、地図は出るのですが、電波が無く、正しく表示してくれませんでした。
とりあえず、半島の先端を目指そうと道なりに進んだのですが、どこかで右に曲がらないといけないところを左に曲がってしまったらしく、港に出たところで、お店が開いていたので、聞くと、
目指す宿は、反対の方向で、私たちが走ってきた道を20分以上戻ることになりました。
教えていただいた通りに走ると、宿の案内の看板も出始め、何とか無事にたどり着き一安心。
ところが、予定より1時間ほど遅くついてしまったので、すぐに夕飯にしてもらったら、車に乗っているときには何ともなかったのに、夕飯になった途端、気分が悪くなり、たくさんの海鮮料理(しかも名物のイセエビ料理さえ)がちっとも食べられず、早々に部屋へ戻ることに。
お寿司など部屋へ持って行っていいと言ってくださったので、きっと食べられないだろうなと思いつつ、持ち帰りましたが、少し部屋で休んだら、がぜん元気になり、2人前のお寿司を一人でぺろりと食べてしまい、主人もびっくりしていました。
他のお料理が食べられなかったのが、非常に心残りです。
2日目は、まずは現存12天守の1つの「宇和島城」へ。
こちらは、駐車場から、坂道、又は石段をかなり上がります。
石段をあがるとショートカットになるようですが、手すりもなく、幅の広い石造りの階段で、下から見上げてちょっと恐怖を感じたので、回り道になるけれど、坂道を行くことにしました。
と言ってもこちらの道でも最後には石段があり、かなりこわごわ登ったのですが、なかなかにハードな道のりでした。
1日目とは打って変わって良いお天気で、天守からの眺めもとても良かったです。
愛媛のお城巡りの後は一路高知へ。
まずは桂浜へ行きました。
広い砂浜があるのですが、夏でも遊泳禁止とのこと。
確かに波は荒く、岩にも水しぶきを上げてぶつかっていて、突然の高波があるらしく、砂浜へもあまり行く人はいませんでした。
宇和島から桂浜までは3時間くらいかかり、夕方にしか到着できなかったので、そのまま、高知城近くのホテルに入り、夜は「ひろめ市場」というフードコートのようなところで、地元の美味しいものを味わいました。
ライトアップされた高知城を見ながら、ホテルに戻りました。
3日目は、現存12天守の1つの「高知城」からスタートしました。
高知城は、街の中心地にあり、少し石段は登りますが、山ではないので、見学がしやすかったです。
ちょうどお城を出たころに、修学旅行生が入ってきたので、タイミング的にゆっくり見れたので良かったです。
高知からは、再度愛媛に向けて出発し、少し寄り道をし、日本三大鍾乳洞の一つ「龍河洞」へ行きました。
他の2つは、岩手県の「龍泉洞」、山口県の「秋芳洞」です。
1昨年の夏には「秋芳洞」へ行き、また昨年は奈良にある「面不動鍾乳洞」などにも行きましたが、「龍河洞」はなかなか野性味の溢れる鍾乳洞で、途中、かがまないと通れない場所や、お腹をへこませないと通れないような場所もあり、体格の大きい人は、チケット買うときにお断りされるんだろうなというような道のりでした。
龍河洞は弥生時代の穴居生活の跡が見られ、龍河洞に住んでいた人々が実際に使用していたとみられる壺が、鍾乳石に包まれている状態を見ることができる「神の壺」があります。
そこを少し先に進むと、神の壺を真似て、壺が鍾乳石に包まれるかどうかの実験をされていて、今年で88年目とのこと。底の方が少し包まれているようですが、本当に一体化するまでにはまだもう少し(かなり?!)かかりそうです。
龍河洞を後にし、今治に向かったのですが、高速のもうすぐトンネルに入るというところで、突然大渋滞というより、完全に止まってしまい、なにごと?と思っていると、放送で「この先のトンネル内で事故発生」と流れ、しばらくすると、パトカーが後ろからやってきて、そのあと、しばらくしてもう1台来ました。
事故が起こったばかりのようで、ちょっと心配になりました…と言うのも、私は「この先トイレは無い」となると、急にトイレが行きたくなる体質だからです。
最近はナビのおかげで、トイレ検索ができるようになり、前もって確認したりもできるため、それほど心配はなかったのですが、今回は急な事故…しかも起こったばかりだと、いつ解決するかわからないので、少し青ざめてましたが、救急車や消防車が来る様子はなく、30分ほどで動き始め、すぐトンネルとなり、出口付近で、バイクと車で何かトラブルがあったんだなと思わせる現場はありましたが、大事故ではなかったようで、一安心。
方側1車線のところも多く、トンネルから1時間ほど走ったところでも、反対車線のトラックが白い煙を上げて停まっているところも見かけ、そのあと消防車とすれ違いましたので、もしかして火災が起こった?と心配しましたが、反対車線なので、特に問題なく進めました。
予定より到着が遅れましたが、「今治城」へ到着。
今治城も、街中のお城ですが、全国的にも珍しい、堀に海水を直接、引き入れた構造で、高松城(香川県)・中津城(大分県)と並んで日本三大水城として呼ばれているそうです。
そばに行くと確かにぷんと潮の香りがしました。お堀は透明度が高く、私は見つけられませんでしたしたが、鯛も泳いでいるそうです。
天守だけでなく、見るところが他にも2箇所あり、閉城の時間が迫っていたため、駆け足の見学になりましたが、とても美しいお城で、お堀に映る姿も素敵でした。
個人的には、今回巡った6城の中で、一番美しく、感動したお城でした。
もう少し、時間をかけて、ゆっくり見たかったです。
4日目は今治タオル本店を覗いた後、しまなみ海道の島一つ一つを降りて、ガイドブックに掲載されていたところを観光しました。
曇り空のあいにくのお天気だったのですが、大島の「亀老山展望公園」、伯方島の「マリンオアシスはかた」、大三島の「大山祇神社」、生口島の「耕三寺」、因島の「因島水軍城」と駆け足で回り、福山には17時半に到着。
全行程808㎞の旅となりました。
最後のお城は福山城。
こちらは、昨年バラの季節に訪問済みですが、新幹線の福山駅の目の前で、ライトアップされていましたので記念に写真だけ撮ってきました。
今回のお城巡りでは、山の上で登るのが大変な場所や、城内の階段がとても急なお城もあったので、足腰が元気なうちに行かないとなと痛感しました。
東側の残り3城(徳島城、高知城、丸亀城)も、早めに行きたいと思います。
ちなみに今回のお城で、「名城100選」中、23城見学済みです。
まだまだ先は長いですが、制覇目指して頑張ります!










































































